rara-h’s blog

35歳独身女の転職に奮闘する様子や、日常の気づきを話す場所です。

目標を話す相手を間違えて、職を失った

目標は、他人に話すと叶いやすくなるよ

自分の中でふつふつとさせているより、

その目標、「宣言していきましょう!!!」

「なんとそれだけで、夢に一歩近づきやすくなりますよ」

って1度ならずとも聞いたことがありませんか?

 

これって実際そうみたいですよね、自分の脳に焼き付けるというか

洗脳状態にするような効果があるらしいです。

声に出して「話す」って、

誰よりも自分に一番届いているんだそうですよ。

 

派遣社員

わたしは以前、大手メーカーで派遣社員の事務として働いていました。

その時にできた目標と、それを達成するための道のりの話をしたいと思います。

 

大手企業というのは、人間関係が荒れないコンサルシステムでも導入してるんでしょうか。

そこはとても居心地がよくて、大好きな場所でした。

 

営業のサポートなどをしていた24歳のわたし、

それはそれは、みんっっっっっっっな可愛がってくれました。

(わたしだけとかじゃなくて、各部にいた派遣社員女子はみんなそんなかんじ)

 

毎日得意先から入る受注を、システムに入力して、

営業マンの勤怠を管理して、

部内の書類を整理して、

納品書や小さい部品を宅急便で発送。

そういう雑務をプロとしてこなしていました。

 

5年もいると、息を吐くようにできる仕事となり、

何の不便もなく毎日が過ぎていきましたね。

これぞザ・事務職です。

 

不満

毎日快適すぎる生活でも、何の不満もないってことはない、人間ってそうですよね。

わたしのこの時の不満は、

年下の新入社員(正社員)の方が仕事はできないのに、給料が高い。不満すぎる。

ことでした。

正規雇用あるあるです!

 

この前まで大学生だったやつに、

会社の仕事がわかるわけないやろう!!????

毎日呼吸と共にスルスルと仕事をこなす、

わたしのような「事務のプロ」がいるから成り立ってますんですけどん???

 

勢いだけで毎日を過ごす新入社員は、

それでもいろいろな研修を受けたり、営業先に同行したり、

試験による昇給のチャンスをもらいながら、どんどん成長していきます。

 

かたや非正規のわたし、毎日な〜んにも変わることはありません。

平和への喜びも通り過ぎて、停滞していることに徐々に気づき始めます。

 

目標を宣言して達成する

派遣社員として5年勤めていたその会社では、

正社員等用という仕組みはありませんでした。

28歳、決意します。

正社員に、わたしはなる

 

つまり転職することを決意し始めます。

そしてそれを、働いている同僚や部内にも話します。

目標の宣言です!

 

ただ「そうなんだ〜寂しいな〜」

なんて言いつつ、向こうもわたしも正直なところ真面目に考えていません。

だって長年仲間としてやってきて、居心地抜群だったんですもん。

 

週に2回くらい飲み会をしていたり

休日は年に2回くらいBBQやらボウリング大会。

仲良すぎていたんですよね。

 

派遣切りされる

派遣社員は、定期的にエージェントみたいな立場の人と面談があります。

「今回は6ヶ月更新で、派遣先より更新依頼がきました」

「星野さんも更新の方向で大丈夫ですか?」

「はいお願いします」

 

みたいな面談です。

今回も定期面談に呼ばれたわたしは、

「面談いってきます〜」

といって席を立ち部屋に向かいます。

 

いつも通りのテンションで向かった面談で言われたのは、

「大変残念で、申し上げにくいんですけど・・」

「契約は来月末で終了になりました」

「????」

 

(あれ?なんだか今回のはいつもの意志確認じゃないんだな。)

(ちょっと待てよ、契約終了ってのは、1ヶ月で仕事がなくなるのか?)

(え、ニートになるのか?)

 

「えっと・・・・何でですか?」

早期退職なども始まって、派遣社員も今回で数名契約終了になった人がいます」

 

とてもとてもショックでした。

わたしが呼吸するように仕事をできるようにまで

作りあげてきたこの部内のもの、信頼関係、

突然、一ヶ月で全部強制終了される。。。

 

ある意味依存していることは自分でも自覚していて、

また、すごくこの場所に愛情を持っていたのもこの時実感しました。

 

納得いかない

面談が終わってから、まわりの派遣社員女子たちはどうなのか?

みんな一緒ならまだ踏ん切りがついた。

でも、まわりに聞くと契約は更新されてる人がほとんど。

数名一緒に立ち去ることになった人もいたけど、

わたしは「派遣切りの最初のターゲット」になったのだとわかりました。

 

(なんでなの?上司も、部長もグルなの?)

(いつ切ろうか、経費削減したい、相手はわたしだと、ずっと考えていたの?)

あまりにも仲良し過ぎて、友達に裏切られた気分に近いものがありました。

(ほんとうに依存心が強すぎました)

 

面談で言われたことは、なかなか部内に言い出せませんでした。

どうせみんなわたしの派遣社員寿命が短いこと知ってて、

憐れみの目で見ていたんだろう。

ショックで、惨めで、次の仕事のことなど考えることが多すぎました。

 

ただ、その後に社員の女性(キクタさん)に報告し、部内に伝わると、

誰もそのことを知る人はいなかったようでした。

ショックを受けたことを話すと、部長から

「まじで?ほんとに俺は知らないんだよ」

キクタさんに言われて初めて知ったんだもん」

 

さすがに5年間とてもいい人間関係の中で過ごしていて、

「星野さんの仕事ぶりじゃだめで、契約終了と判断」

というかんじではないとは思いました。

(求められる程度のレベルはそれほど高くもないし、達していた)

 

派遣切りにあったワケ

じゃあ何が原因で派遣切りされたのか?

実はわたしは、その数ヶ月前から

派遣会社のエージェントにも正社員になる宣言

(つまり転職を希望)をしていました。

 

その裏側、派遣会社側では

派遣社員を○○名削減しなさい」

という指示が出ていたんですよね。

そんなときに、「転職希望している人間」=わたしを選ぶのは普通のことでした。

むしろ、辞めたいならここで辞めさせてやろう!ほれどうぞ!

てなかんじです。

 

その流れで、派遣切りにあうことになり、つまり1ヶ月で職を失いました。

 

自分が引き起こしたようなものだったんですね。

でも、当時のわたしとしては、

「もっとステップアップしたい」

「正社員を目指したい」

夢を語っていたことが、まさか派遣切りというオチになるとは想像できなかったんです。

 

目標を語る相手

ずいぶん後になって、

なんでわたしは、派遣の定期面談で転職したいだなんて喋ってしまったんだろ?

と反省はしたのですが。。。

でも、そういうところ隠せない性格なんですよね。

若いし、しゃーなかったな〜

と思っています。

 

定期面談をしてくれる女性のことも

「なんなら人生相談しちゃおう〜」

と無邪気に信頼していた部分もあります。

 

その後一ヶ月で正社員転職した

ちなみに、派遣切りされるとわかってから

仕事を続けながら就活をしました。

そうして目標としていた正社員へ・事務・IT系・給料アップと

いろいろと勝ち取る結果にはなったのです。

 

でも一ヶ月の間は不安も大きくて、メンタルは揺れましたが。

(それまでぬるま湯だったので、冷水をぶっかけられたようなかんじで)

 

でも今なら、話す相手はちゃんと選ぶと思いますね(笑)

社会にも揉まれて、そんなところは成長しましたかね〜

 

当時、一瞬で職を失うという経験をしたのは

たぶんこの後の人生の中でも大きな出来事であり続けるでしょう。

 

結論、目標宣言はやっぱり達成の確率を上げる。

でもどこに宣言するかはその時にあった環境で考えるべき、ですね。

ではまた〜